【 最新の更新日は 2021年9月6日です 】
この記事では株を購入する時に基本的にどの部分をチェックするかについて解説します。もちろん、そのときの状況によっても変わりますが、あくまでも基本的な部分としてまとめます。
自己資本比率を見る
まずは、その銘柄の自己資本比率をチェックします。
8割以上あると非常に高いといえます。
自己資本比率 = 自己資本 ÷ 総資本(他人資本+自己資本)× 100(%)
自己資本比率は、企業の安全性を図る指標として主に用いられます。
ちなみに、ROE(自己資本利益率)というのもあります。
こちらは、企業が自己資本を使ってどれだけ利益を上げているかの指標です。
ROE(自己資本利益率)= 当期純利益 ÷ 自己資本
で求められます。
ROEは企業の収益性を見る上での重要な指標の一つです。
株探で自己資本比率をチェックするには、
![](https://toushiore.com/wp-content/uploads/2021/08/スクリーンショット-2021-08-14-15.44.30-1024x218.png)
決算のメニューから、
![](https://toushiore.com/wp-content/uploads/2021/08/スクリーンショット-2021-08-14-15.45.39-1024x325.png)
財務【実績】の欄にあります。
有利子負債がない
次に見るべきポイントは、有利子負債がないということです。
有利子負債というのは、利子の支払いが必要な他人のお金を合計したものです。
「流動負債」と「固定負債」の両方にあります。
株探では、有利子負債倍率をチェックすることができます。
![](https://toushiore.com/wp-content/uploads/2021/08/スクリーンショット-2021-08-14-16.12.05-1024x312.png)
こちらも、財務【実績】の欄にあります。
有利子負債倍率は、以下の計算式で算出できます。
有利子負債倍率 = 有利子負債 ÷ 営業CF
有利子負債倍率は、1年間に本業で稼ぐキャッシュの何倍の有利子負債を保有しているか、という意味になります。
現在の借金を本業の儲けで返済するのに何年かかるか?という指標ということです。
つまり、有利子負債倍率が、低ければ低いほど、返済能力が高いことを意味しています。
この数値は、経済産業省でも重要視されている指標の一つです。
ただし、有利子負債はBSには記載されていませんので、バフェットコードという企業分析ツールの「業績」ページで調べることをおすすめします。
![](https://toushiore.com/wp-content/uploads/2021/08/スクリーンショット-2021-08-14-16.31.16-1024x252.png)
営業利益率が高い
次に見るべき指標は、営業利益率です。
![](https://toushiore.com/wp-content/uploads/2021/08/スクリーンショット-2021-08-14-16.36.53-1024x471.png)
株探だと「決算」>「今季の業績予想」>「収益性」のところに「売上営業利益率」というのがあります。
ここで、確認することができます。
ここが高ければ高いほど本業での稼ぐ力が強いことを意味しています。
ここが、4割以上となるとかなり高い収益性ということになりますので、そういう高い収益率の高い株を探すのがポイントです。
ちなみに計算方法は、以下の通りです。
売上営業利益率 = 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)
経営において現金があるかどうかを見る
会社がどのぐらい現金を持っているかはとても大事な指標です。
年商の半分以上あれば、かなり磐石な企業と言えます。
株探で現金比率をチェックすることができます。
![](https://toushiore.com/wp-content/uploads/2021/08/スクリーンショット-2021-08-14-16.57.53-1024x357.png)
総資産に占める現金比率を見ることで、その企業の安全性をチェックすることができます。
この部分が高ければ高いほど、安定している企業と言えます。