【 最新の更新日は 2022年4月2日です 】
Zilliqaの現在の状況
Zilliqaについて
カテゴリ:
Zilliqa(ZIL)とは?
Zilliqaは、パブリックでパーミッションレスのブロックチェーンで、1秒間に数千件の取引を完了できる高いスループットを提供するように設計されています。第2層のスケーリングソリューションとしてシャーディングを採用することで、ブロックチェーンの拡張性と速度の問題を解決しようとしています。このプラットフォームには、多くの分散型アプリケーションがあり、2020年10月現在、ステーキングやイールドファーミングも可能となっています。
Zilliqaの開発作業は2017年6月に正式に開始され、そのテストネットは、2018年3月に始動しました。それから1年強経った2019年6月に、プラットフォームがメインネットを立ち上げました。
ZilliqaのネイティブユーティリティートークンであるZILは、ネットワーク上での取引の処理やスマートコントラクトの実行に使用されます。
Zilliqaの創設者は?
Zilliqaは、シンガポール国立大学コンピューティング学部の助教授であるPrateek Saxena氏によって考案されました。Saxena氏と学部生数名は2016年に、シャーディングに特化したブロックチェーンがネットワークの効率と速度を向上させる方法をまとめた論文を発表しました。
Saxena氏は同時期に、生涯に渡って金融・技術関連の起業家であるMax Kantelia氏や、シンガポールコンピュータ協会の元会長であるJuzar Motiwalla氏とともに、Anquan Capitalを共同設立しました。同社は2017年6月にZilliqaネットワークを開発するためにZilliqa Researchを法人化し、CEOにDong Xinshu氏、CTOにYaoqi Jia氏、CSOにAmrit Kumar氏を迎え入れました。3人ともシンガポール国立大学コンピューティング学部で研究員として働いていました。
Zilliqaの特徴は?
Zilliqaは、シャーデッドネットワークに完全に依存する世界初のパブリックブロックチェーンであると主張しています。これにより、高いスループットと1秒あたりの取引数の多さを実現し、拡張性の問題を解決しているとしています。各シャードは個別に取引を処理するため、ネットワークが成長してシャードの数が増えると、1秒間に処理できる取引の数も増えていきます。また、記録が処理されるとすぐにZilliqaブロックチェーンに追加されるため、確認のための追加の時間が必要ありません。
Zilliqaは、広告、ゲーム、エンターテインメント、金融サービスや決済の業界など、大規模な企業利用に選ばれるブロックチェーンになることを目指しています。チームは、2018年の立場表明書の中で、このプラットフォームが、VISAやMasterCardなどの伝統的な中央集権的な決済手段に匹敵することを目指していると述べています。
Anquan Capitalと、Zilliqaの開発を担当したZilliqa Researchの両社は、かなりのZIL埋蔵量を保有しています。