【 最新の更新日は 2022年4月8日です 】
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カテゴリ:ステーブルコイン
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Terra (LUNA)とは?
Terraはブロックチェーンプロトコルで、フィアット通貨とペッグされた ステーブルコインを使用して、グローバルな決済システムを運用します。白書によると、Terraは価格安定性及びフィアット通貨の両方を、検閲耐性のあるBitcoin (BTC)と[組み合わせて]、迅速かつ手頃な決済手段を提供しています。
Terraの開発は2018年1月より始まり、2019年4月にメインネットが正式に 開始されました。2020年9月現在、米国ドル、韓国ウォン、モンゴルのトゥグルグ、国際通貨基金の通貨特別引出権に紐付いた通貨とペッグされたステーブルコインがオファーされていて、今後は他のオプションも順次導入されていく予定です。
TerraのネイティブトークンであるLUNAは、プロトコルのステーブルコインの価格を安定させるために使用されています。LUNA保有者は、ガバナンスに関する提案を提出して投票することもできます。
Terraの創立者は?
Terraは2018年1月にDaniel Shin氏とDo Kwon氏によって創立されました。両者は価格安定性とユーザビリティに焦点を当てながら、ブロックチェーン技術と仮想通貨の迅速な採用を促進する方法としてTerraを考案しました。Kwon氏は、Terra社の後ろ盾であるTerraform Labs社のCEOに就任しています。
Terraを開発する以前、Shin氏は韓国の主要な電子取引プラットフォームとして知られるTicket Monster社(別名TMON)を共同創設しました。彼は後にスタートアップインキュベーターであるFast Track Asia社も共同創設し、スタートアップ企業の立ち上げを支援しています。
Kwon氏は、分散型ワイヤレスメッシュネットワークソリューションを提供するスタートアップであるAnyfi社の創立を行い、同社のCEOを務めました。また、Microsoft社とApple社でソフトウェアエンジニアとしても活躍しました。
Terraの特徴は?
Terraは、フィアット通貨とペッグされたステーブルコインの使用を通じて他との差別化を図っています。仮想通貨のボーダーレスな利点とフィアット通貨の価格安定性を組み合わせています。フィアット通貨との1:1のペグ割合は、需要に基づいてステーブルコインの供給量を自動的に調整するアルゴリズムを介して維持されます。これは、需要に合わせてステーブルコインの供給を増減させるために、LUNA保有者にステーブルコインを有益な為替レートで交換するインセンティブを与えることで実現されます。
Terraは、特にアジア太平洋地域において、数多くの決済プラットフォームとパートナーシップを提携しています。2019年7月、Terraは韓国に拠点を置くモバイル決済アプリケーションChaiとの提携を発表しました。このアプリでは、イーコマースプラットフォーム上でアプリを使用して行われた注文はTerraブロックチェーンネットワークを介して処理されます。各取引ごとに、(平均) 2% ~ 3% の手数料がマーチャントに請求されます。
Terraは、Terraの採用を推奨する企業およびプラットフォームグループTerra Allianceによってサポートされています。2019年2月、同社は、4500万のユーザーベースと250億ドルの総流通額を抱える10カ国の電子商取引プラットフォームが、アライアンスのメンバーであったことを[発表]しました (https://medium.com/terra-money/state-of-the-terra-alliance-d7f3ff8f6411)。